映画・テレビ

July 29, 2007

夜来香(イエライシャン)の真実

Ieraisyan27

Ieraisyan17_2  京都植物園の温室の中で夜来香(イエライシャン)の花を見つけました。ガガイモ科の植物で夜になると芳香をはなつということで知られる熱帯の植物ですが、その花の名は昔、李香蘭が歌ってヒットした歌謡曲で一般的に知られるようになりました。その歌の歌詞をご存知の人はこの花を見てあれっ?と思うかもしれません。歌の一節に「夜来香 白い花 夜来香 恋の花」とありますが、ごらんの通り夜来香の花は白ではなく、つる草にぶら下がる花は野草の感があって恋の花といったイメージではありません。実は夜来香と呼ばれる花はこの本家「夜来香」のほかにも何種類かあるのです。日本で別名「夜来香」としてでまわっている植物には英名でナイトジャスミンとよばれる夜香木と台湾で月下香とよばれるチューベローズがあります。これが大陸になるともっといろいろな夜来香がでてくるみたいです。では歌の夜来香はどの花のことなのかという問題になりますが、「李香蘭 私の半生」という山口淑子の自伝には夜来香は別名 月下香とよばれるとありますので答えはチューベローズということになります。名前だけが有名になったために混乱した状態が現在も続いている夜来香の花は今では各地の温室などで見ることができますが、戦前の日本や満州では本物を見たことのある人はほとんどいなかったのではないでしょうか。なにしろ南方の植物を育てるには温室が必要だし観賞価値もあまりなさそうですからね。温室の夜来香の花を嗅いでみましたが、下のほうの花が沢山集まった一房からは昼間でもあまりくどくなく、ちょっと清涼感のある甘い香りが感じられました。きっと夜になればもっと強い芳香があたりに漂うのでしょうね。

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