« 今期初、駒鳥&小瑠璃 | Main | ミゾゴイ »

April 25, 2013

奈良八重桜でフンフンフ~ン

Naranoyaezakura1113
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな   伊勢大輔 

昔、百人一首を覚えたころ、この歌がお気に入りでした。絵札のお姫様の絵もきれいだったので気に入ったのかもしれません。この歌に詠われるナラノヤエザクラは奈良の県花でもあり今では奈良のあちこちに植わっているのですが、きれいに咲いてる姿を見たことがありませんでした。なんせナラノヤエザクラは遅咲きの八重桜の中でもさらに遅咲きで開花期間もあまり長くないそうですのでね。今日は久しぶりに鳥ではなくてこのナラノヤエザクラをメインに、それだけでわざわざ奈良まで行くとすぐに終わってしまうのでルリセンチコガネと呼ばれる虫も探すことにしました。

Naranoyaezakurahiまずは県庁の駐車場角あたりに植わっているナラノヤエザクラの下にある碑文をご覧下さい。ちょっと補足しますと献上された奈良の八重桜を受け取る役を有名な紫式部が新参の伊勢大輔に譲ったといわれています。いせのおおすけとは男みたいな名前だなと思ったものですが、平安の昔は女官の本名を宮中で呼ぶなどということがなかったそうで、伊勢大輔も本名ではなくて父親が伊勢の神官でその役職名かなんかだとか・・・。

Isohiyodori1213一応ナラノヤエザクラも見たけれど上の碑にある知足院の八重桜を見てみようかなと思って移動。途中東大寺の南大門を抜けて大仏殿前まで来るとどこからか鳥の声がきこえてきました。上の方を見るとなんと屋根の鬼瓦の上になにやら鳥が・・・300㎜の望遠をつけてのぞいてみるとそこにイソヒヨドリを見つけました。う~ん、ここは海からは遠いんやけど、こんなところにもいてるねんなあ

Kotidori1313裏の大仏池に来るとなにやら池にツバメ以外の鳥がいてました。なんか気になるので少しづつ近づくとどうもコチドリみたいです。目のアイリングがはっきりと黄色ですね。300㎜だけどトリミングなしでここまで近づけたのが嬉しかったりします。

Sioyatonbo1113ここで青く光るルリセンチコガネが低空飛行で飛ぶのを2度目撃しましたが、とうとうカメラにおさめることはできませんでした。飛んでるときはかなりの強敵だというのがわかりました。ここらへんではこの池はけっこう自然な感じの池なのでなにかいてないかと探してるとトンボを発見。ん・・・?尾は青いけれど上半身は黄色、こんなトンボおったかな?どうやら春のトンボであるシオヤトンボの若オスみたいですね。まだ完全に青い粉をふいた体にはなってないようです。知足院のナラノヤエザクラは一応見ましたがけっこう木の背丈が高くて花が下のほうにはついてないので今一つ。天然記念物だったここの八重桜はすでに枯れているので今のは2代目なんでしょうね。

Tumakityou2113知足院に行くまでの広場でツマキチョウをみつけたのでしばらく遊んでもらいました。ツマキチョウといえばあまり開放的な空間で見ることがなかったのですが、こんな広場にも来るねんなあということで追いかけてムラサキサギゴケで吸蜜してるところが撮れました。

Rurisentikogane1213_2知足院から戻る途中2度もルリセンチコガネが飛ぶのに遭遇したのできっとここらの枯れ木や倒木を探すといてるのではと思い暗くて歩きにくい場所をウロウロガサガサ。木の根元にそれらしき姿をついに発見。おまけにちらりと緑がかった個体も目に入りました。まずは本家ルリセンチコガネから撮影です。だいぶん撮ったのですが、感度が低くてスピードがあがらず全滅でした。こんどは感度をあげてみましたがそれでも60分の1程度。動き回る虫にこのスピードでは望遠系のレンズは難しいかも。しかし、短いのに交換してはいつくばって撮ったらきっと鹿のンコがつく危険性があるし。ということで間接的にンコをつかむことになるかもしれないけれどやはり捕まえて明るい所で撮ることにしました。

Rurisentikogane1113_2
飛んでる時にはきれいなブルーに光る虫というイメージですが、じっとしてるものはそうでもないように見えます。離れて撮ってるときは落ち葉や枯れ枝に潜るので撮りにくかったけれど身に危険がおよぶと死んだふりでもするみたいに固まってしまうようですのでやはり捕まえて動かなくなったのを撮ったほうが画像の中に鹿のンコが写りこまなくていいかもしれません。まあ、鹿のンコは落ち葉で隠してもいいんですけどね。

Rurisentikogane1313_2さて、もう一匹の緑がかったほうの個体はさきほどの個体よりも一回り小さいのですがこれもルリセンチコガネと呼ぶのかどうかは私にはわかりません。ルリセンチコガネといってるものの実はオオセンチコガネの瑠璃色型で紀伊半島にいてるものが瑠璃色の光沢があるのだそうです。ミドリセンチコガネとよばれる緑色型は滋賀県から三重あたりにいてるらしいのでこの奈良公園あたりはその境目みたいなもので中間的な色のものがいててもおかしくないのかもしれません。

Rurisentikogane1613_2この子は倒木の舞台の上にのせてみました。こんなに美しいのに糞虫だなんて驚きですよねえ w(゚o゚)w

Naranoyaezakura1313_2東大寺の法華堂横を通るとそこにもナラノヤエザクラと思われる木が花をつけてましたので法華堂の鬼瓦を背景にいれて撮ってみました。まあ、どこでとっても代わり映えはしないかもしれませんけど、奈良で撮ったど~・・・という雰囲気がでるかも?

Naranoyaezakura1413_2一休みするために小高い丘の上の休憩所にたつとその周辺にもこのサクラは植わっていました。花の種類が書かれてる札がついてるものもあるのですが、ないものには数字の書かれてる小さな札がついてたりしてます。見た感じではナラノヤエザクと思われる木には8の札がついてあるみたいでした。でも、似て非なる花もあるので絶対とはいえないですよね。

Gyoikou1213_3         Ukonzakura1113_2
たとえば上の2種類の桜。左側が御衣黄で右側が鬱金桜という黄桜というか緑桜。左側の御衣黄はやや反った花形をしてるといいます。花が終盤になると赤が濃くなるところは同じです。緑が濃いように見える御衣黄も緑色が終わりのころは薄くなるはずです。こうみると先日農業公園で撮った桜は鬱金桜のほうが近いかもしれません。

Naranoyaezakura1613ここから近い新公会堂とかいうとこの入りぐちにはちゃんと奈良八重桜と書かれた看板のついた桜がうわってました。蕾のころと花が終盤になると紅色になるといいますが、ほんのりと紅がさしたぐらいがきれいですよね。

Naranoyaezakura1513_3アップで撮ってみました。花つき良く塊で咲いてるものよりは一か所に数輪がついて蕾があるぐらいが楚々として上品な感じがありこのナラノヤエザクラにはむいてると思います。

Huji2113春日大社まで足をのばしましたが名物の砂ずりの藤はまだ咲きはじめといった感じで今一つだったので帰りの飛び火野の片隅にあった藤の花を載せることにしました。今まで見た藤で見事だと思ったのは宇治の平等院の藤ですが、そういえば宇治にいてるオオセンチコガネにはミドリセンチが見られるとか・・・でも、奈良公園みたいに鹿の落し物がたくさんある地域以外でオオセンチコガネを探すのなんて難しいのではないでしょうか。

Tobihino1213_4奈良までいってまったく鹿を撮ってないので小さく鹿が写ってるのを1枚。このあと絵をかいてるおじさんが鹿に餌をやるとあっという間に鹿の集団に囲まれてました。春日大社の森の中でキビタキをみつけましたがもう望遠レンズはしまってましたので今日は撮れず。また夏鳥は別の日に撮ることにします。

« 今期初、駒鳥&小瑠璃 | Main | ミゾゴイ »

昆虫」カテゴリの記事

「花」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

« 今期初、駒鳥&小瑠璃 | Main | ミゾゴイ »

July 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

リンク

Recent Trackbacks

無料ブログはココログ