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April 15, 2009

これなむ都鳥

Miyakodori39

関西では珍しいミヤコドリが甲子園浜にきているということで午前中だけですが探しに出かけました。まず干潟ができる浜の東部に行ってみましたがどこにも見当たりません。まだ潮が満ちている状態ですので干潟はできておらず、いつぞや見かけたウミアイサがわりと岸から近い場所を泳いでいたので撮影しました。

Umiaisa19

冬鳥のウミアイサはそろそろどこかに行ってしまうと思うのですが、再び撮影のチャンスがあってよかったです。でも、羽の色が前みたときの方がいいように思ったのは私の錯覚でしょうか。もしかしたら換羽期?ミヤコドリは泳いだり潜ったりはしないだろうから、干潟ができるまでじっとしててもダメかもしれないと思って浜の西の端まで行ってみることにしました。とくに収穫のないまま中央部の休憩所に戻って一服してたら浜にたつカメラマンが一人、私のすぐ横にデジスコの女性が沖の岩礁に並ぶユリカモメの方を見ています。一羽だけ白く見えない鳥を発見。レンズを通して見ると、これなむミヤコドリ!

Miyakodori19

都鳥というと高校の古文に出てくる伊勢物語の東下りの項を思い出します。どんな話かというと、主人公一行が東国に下っていくうちに隅田川の渡しにたどりつき、思えば遠くに来たもんだとセンチメンタルになっていると川で魚をとってる白い鳥を見つけます。嘴と脚が赤く、シギぐらいの大きさで京の都では見たことのないこの鳥の名を渡し守にきくと「これが都鳥というやつだっぺ」という。そこで一首「名にし負はば いざこと問はむ みやこどり 我が思ふ人は ありやなしやと」。それをきいて皆涙を流すのであった。隅田川にかかる言問橋という名はこの歌からきているのだそうです。ところでこの都鳥は現在のミヤコドリではなくて、ユリカモメのことだというのが定説です。現在では京都の鴨川を歩くとユリカモメがたくさん飛んでるのを見かけることができますが、それはごく最近になってからのことでそれまではユリカモメは京で見ることはできませんでした。ということで教養講座誰にでもわかる古文を終わります。

Miyakodori29

元祖ミヤコドリ対本家ミヤコドリ。本家はわりとおっとりしてますね。

Miyakodori49

飛びまっす!飛び出しはわりとゆっくりめでしたが、連写してなかったのが悔やまれます。一羽しかいてないみたいですが、ほかの仲間からはぐれたんですかね。本来なら三重県あたりまで行かないと見ることができないといわれてただけに近場で見ることができてラッキーでした。

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Comments

アニキさんいつもながら博学ですね~。
私もそんな日記書いてみたい~笑
ミヤコドリ一羽だけではチョットかわいそうな気が。でも見られて良かったですね。

フォト原さん いらっしゃいませ

博学というより薄学ですね。
ちょっと聞きかじったことを調べて幅を広げてるだけです。
お城などの夏鳥はこれからいくらでも見れるはずですから、今しか見れない一羽のミヤコドリに価値を感じます。

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