« June 2007 | Main | August 2007 »

July 2007

July 31, 2007

朝から蝉時雨

Kumazemi17

Uka17 7月も終りともなると街中では朝からクマゼミのシャワシャワという鳴き声の洪水がものすごくて、あまりのうるささにおちおちと寝てもいられません。もっとも暑いですからすぐに目が覚めてしまうのですけれでもね・・・。昔はセミというと近所ではアブラゼミだったのですが、いつのまにか夏に街中で見かけるセミは全部クマゼミになってしまいました。クマゼミのほうがアブラゼミなんかよりも乾燥に強いからとか温暖化のため南方系のクマゼミの勢力範囲が広がっているせいなどといわれているそうです。また都市部の緑化のために植樹した木の根にクマゼミの幼虫がついていて今までクマゼミがいてなかった地域でもクマゼミが見られるようになったともいわれています。南方系の蝶の勢力範囲の拡大なんかは人間にはあまり影響はないのですけど、セミはその鳴き声の大きさから問題視されますね。クマゼミは羽化直後は金色の体に薄絹をまとうような緑がかった透明の羽が美しく、それが目の前の街路樹で見られるなんて素敵だとは思うのですけど朝からのシャワシャワ攻撃には閉口してしまいます。

July 29, 2007

夜来香(イエライシャン)の真実

Ieraisyan27

Ieraisyan17_2  京都植物園の温室の中で夜来香(イエライシャン)の花を見つけました。ガガイモ科の植物で夜になると芳香をはなつということで知られる熱帯の植物ですが、その花の名は昔、李香蘭が歌ってヒットした歌謡曲で一般的に知られるようになりました。その歌の歌詞をご存知の人はこの花を見てあれっ?と思うかもしれません。歌の一節に「夜来香 白い花 夜来香 恋の花」とありますが、ごらんの通り夜来香の花は白ではなく、つる草にぶら下がる花は野草の感があって恋の花といったイメージではありません。実は夜来香と呼ばれる花はこの本家「夜来香」のほかにも何種類かあるのです。日本で別名「夜来香」としてでまわっている植物には英名でナイトジャスミンとよばれる夜香木と台湾で月下香とよばれるチューベローズがあります。これが大陸になるともっといろいろな夜来香がでてくるみたいです。では歌の夜来香はどの花のことなのかという問題になりますが、「李香蘭 私の半生」という山口淑子の自伝には夜来香は別名 月下香とよばれるとありますので答えはチューベローズということになります。名前だけが有名になったために混乱した状態が現在も続いている夜来香の花は今では各地の温室などで見ることができますが、戦前の日本や満州では本物を見たことのある人はほとんどいなかったのではないでしょうか。なにしろ南方の植物を育てるには温室が必要だし観賞価値もあまりなさそうですからね。温室の夜来香の花を嗅いでみましたが、下のほうの花が沢山集まった一房からは昼間でもあまりくどくなく、ちょっと清涼感のある甘い香りが感じられました。きっと夜になればもっと強い芳香があたりに漂うのでしょうね。

朝顔展

Asagaoten17

Asagaoten27 Asagaoten37

京都植物園の朝顔展に行ってきました。ここの朝顔の展示会はもう50年近く前から毎年開催されている伝統の展示会で毎年7月末の数日のみ見ることができます。朝顔展の開催期間中は植物園も朝の6時半ごろから中にはいれるそうで午後には花を摘んでいってその日の展示は終りですから朝顔展を見るには午前中に植物園に行く必要があります。毎日鉢を換えていって展示期間中に全部で1500鉢ほどの朝顔が展示されるのだそうです。たぶん十数年ぶりか二十年ぶりぐらいにこの朝顔展を見にいきましたが、今年は雨が続いたせいで展示会にあわせた開花期の調節が難しかったらしくちょっと物足りなさを感じました。それでも昔と比べると変化朝顔なんかもいろいろでてましたし、ハンギングというか吊り鉢仕立てのものが多く並んでるところなんかは違いを感じます。朝顔の種なんかもちゃんと品種名と葉とか花色も区別して販売されてますので興味のあるかたは朝顔の名品を手に入れるチャンスでもあります。

July 25, 2007

アオハダトンボとハグロトンボ

Aohadatonbo37

見たいと思ってた絶滅危惧種Ⅱ類のアオハダトンボにやっと会えました。猪名川町の奥地にはまだいてるということをネットで教えてもらいましたので電車とバスを乗り継いで2時間ほどかけて行ってきました。奥地というと田んぼと畑と農家だけのだだっ広い場所か山間僻地といったイメージだったのですが、意外と住宅が多く、店や会社、小学校もあってかなり開けた土地でした。お目当てのアオハダトンボですが、川で見かけるカワトンボ類は大半が夏に登場するハグロトンボになっていてアオハダトンボを見つけるにはすでに難しい状況になっていました。ハグロトンボとアオハダトンボはよく似た姿のトンボですのでネットなんかでアオハダトンボを検索してもやたらハグロトンボの画像が出てきます。まあ本物のアオハダトンボを見たことがなければ仕方のないことなんですが、本物を見るとやはりその違いは歴然としています。またおいそれとお目にかかれないところが絶滅危惧種たる由縁なんでしょうね。

Aohadatonbo17 Hagurotonbo37

左がアオハダトンボで右がハグロトンボ。大きさもアオハダトンボの方がハグロトンボよりも明らかに小型ですし、羽の内側を見るとはっきり違いがわかりますね。緑色にも見える藍色の艶やかな羽のアオハダトンボと黒一色のハグロトンボ。羽の付け根の前の部分、肩というか前胸部も金緑色のアオハダトンボに対してハグロトンボはどうも茶色っぽいみたいです。

Aohadatonbo27 Hagurotonbo47

側面からではちょっと写真で判断しにくいかと思います。肉眼ではアオハダトンボの方が青みが強いのがわかるんですが、左の羽の幅が太いほうがアオハダトンボで細いのがハグロトンボです。こころもちアオハダトンボの羽の方が丸みがあるように思えます。アオハダトンボは本当にきれいな清流にしかいてませんが、ハグロトンボは多少水質が低下してても大丈夫なようで河川の中流域にいけば普通に見られます。中流域は人間がもっとも多く住む地域でもありますので汚染されやすく、アオハダトンボは無理にしてもハグロトンボぐらいは見られる環境を維持し続けて欲しいものです。

July 23, 2007

ぐちゃっ

Hanamuguri17

Bunpou17 世間のお子様たちはもう夏休みなんでしょうか。今日の服部緑地はわりと静かやったんですが、蓮の咲く池や流れのある広場にはチョウトンボが飛びまわっていました。蝶の姿はあまりみかけなくてナガサキアゲハとかツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ、ナミアゲハを少し見ただけでした。ところがクヌギの樹液にはおどろくほどのハナムグリの集団がむらがっており、圧倒的な数にカナブンがあまり近寄れない様子。たぶんシラホシハナムグリだとは思うのですがシロテンハナムグリとよく似てるのでちょっと自信ありません。こんなにたくさんのハナムグリを見たのははじめてです。このぶんだと夜にはカブトムシなんかも出てくるのかもしれません。そのあとに見たのがミツバチの集団。このおびただしい数からして分蜂というやつかもしれません。ミツバチは新しい女王蜂が生まれると女王蜂が集団を率いて巣から外にでて新しい巣を探して引っ越すのだそうです。それを分蜂というのですが、こんなに暑い時期が分蜂の時期だったのかな?

Tamamusi17

蜂はあまり刺激したくないのでそそくさと退散したのですが、そのあと歩いてるとなにか光物の昆虫が飛んできて木にとまりました。飛んでる姿からもうタマムシであることがわかって目で一生懸命追いかけて着地地点にカメラを向けてファインダーをのぞくのですが、その時にはもういてません。タマムシは意外なほど早い動きをするようでぐるぐる木をまわったかと思うと再び飛んでいってしまいました。さっきのミツバチを撮影したときにストロボを使った状態が維持されていてそのままシャッターをきってしまい写りがあまりよくないのでまた目の前に飛んできてほしいものです。山の中ではないけれどいろんな虫が見れて夏の服部緑地はお子様たちの自然観察にはおすすめの場所ですね。

July 19, 2007

ミヤマカワトンボを撮るⅡ

Miyamakawatonbo37

いいお天気になりましたので箕面の滝道にミヤマカワトンボを撮影に行きました。いつもどおり羽を開く瞬間を撮影して石に羽の影が写るのを狙ったのですが、石とトンボだけというのも味気ないので今日は石にはえたシダ植物をバックにした写真をアップしておきます。

Miyamakawatonbo47

水の落ち込みを背景にしてみるとキラキラが背景にはいってちょっと変わった感じになります。

Miyamakawatonbo57

いつも腹部の色がきれいなオスばかり撮りますのでメスを被写体にして水面のキラキラを狙いました。雨が続いた後ですので水量も多く流れも強い目でしたが靴を脱ぎビーチサンダルをはいて川に入ってみました。最初はさすがに滝からの水は冷たくて長い時間は入ってられないかもと思ったのですが、やっぱりだんだんなれてきますね。残念ながらせっかく川の中に入って撮影した写真の中には気に入ったものありませんでしたが、久しぶりの川の水が気持ちよく半分日陰になった場所でしたのでいい暑さしのぎになりました。写真には撮れませんでしたが今日ははじめてミソサザイを見ることができまたし、オオルリの飛ぶ姿も見ました。

July 16, 2007

神戸のイシガケチョウ

Isigaketyou17

Miyamakarasu27_1

Miyamakarasu17_2 台風も去って風もおさまったようなので神戸にあるハーブ園までいってました。 そこに着いたとたんにミヤマカラスアゲハを見つけました。いままでカラスアゲハは見たことあってもミヤマカラスアゲハにはお目にかかったことがありませんでしたので初撮影です。ところが望遠レンズにとらえたと思うと飛ばれてばかりで結局2カットしか撮れませんでした。しかも羽の表を撮ったほうはタイミングがあわずにボケてます。そのうちにまた撮影チャンスがくることを祈りながら移動開始です。

Isigaketyou37

今日一番の収穫はこのイシガケチョウ。南方系の蝶で図鑑では見たことあるけど、これも初めて見た蝶です。なんとも変わった羽の模様ですね。長さのわりには幅のないように見える羽がどうも絵にしづらくて違和感があります。羽を開いてとまるタイプの蝶みたいでうまく側面からの写真が撮れません。神戸にもいてるときいて、花によくくるということでハーブ園にでかけたのですが、いきなり本物が見れるとは驚きでした。そういえば今日はツマグロヒョウモンにナガサキアゲハと南方系の蝶も見ましたがイシガケチョウまで近場で見れるとは、温暖化もここまできたかという感想を持たざるをえません。したの写真は左がツマグロヒョウモン♂、右がナガサキアゲハ

Tumagurohyoumon17 Nagasakiageha17

July 09, 2007

ヒヨドリの親子

Hiyodorihina17

Motohamahasu17_1  地元の尼崎市内で蓮の花が見られる元浜緑地に行ってみました。ちゃんと咲いていますがここもまだこれからといった感じですね。邪魔なものがはいらずにきれいに撮影できる花があまりないのでほかに何かないものかうろついていると同じようにカメラを持ったおじさんがヒヨドリの親子がいてることを教えてくれました。ヒヨドリって普段はあまり撮りたい野鳥ではないので声はきこえてもうるさいだけで無視してましたがこの季節は親子連れの可能性もあったんだと気づかされました。おじさんがパンの切れ端をあげると親鳥がそれをくわえて子供に与えようとしますが、子供のほうはお腹がいっぱいのようすでまったく知らん振りでした。ヒヨドリの幼鳥を見るといつだったかカラスにつかまって悲鳴をあげてもがいてるヒヨドリの子を見たことを思い出してしまいます。弱肉強食は自然の掟とはいえかわいそうでした。教えてくれたおじさんはすぐに他にいってしまったのでお礼がいえませんでしたのでこの場をかりて御礼申し上げます。

July 08, 2007

万博公園のハス池

Hasu17

万博公園の日本庭園内にあるハス池に行ってきました。今は大輪の白いハスの花が見ごろで思ってたよりはいい感じで咲いています。ピンクの花も咲いていますが見ごろはこれからですね。先月ここに来たときにハス池の真ん中にカイツブリの巣があって卵をだいている様子だったのでその後どうなったのかを見るのが目的の一つでした。

Kaituburi37

カイツブリの巣はすでになくなっていて、人の注目を集める場所だったのでダメだったのかななどと思っていると遠くの方に雛がいてることに気がつきました。しかもすでに親鳥の半分ぐらいの大きさに育っていてかなりでかい。でかくてもまだ雛ですから親鳥の背にのろうとしますが大きすぎて体半分外に出たままみたいになってました。ハス池にはすでに新しい浮巣も作られていて前回よりもさらに人のいてる場所から近い場所にありました。新たな雛を撮影できる可能性もあります。

Karugamo37

これは予想してなかったのですが、カルガモの雛を見ることができました。大きさからいってまだ池にデビューして間もないものと思われます。親鳥のあとについてあっちにいったりこっちにいったりしています。ハスが大きく育っているのでハスの中にもぐりこんでしまうと見つけるのが困難になりますが今年はいいものが万博公園のハス池で見ることができます。

Rabenda17

ついでといってはなんですが万博公園にラベンダーが植わっている場所ができていて今がちょうど満開のようで、薄紫色の花がなかなかきれいです。北海道のラベンダー畑の規模にはほど遠いですがこれはまたこれで美しいものです。ラベンダーは冷涼な地域の植物ですので暖かい日本で育つラベンダーは種類が限られていますが、最近は高温にも耐えられる品種が作出されていますので万博公園でもこういった風景が見られるようになったんだと思います。

July 05, 2007

トンボとラベンダー

Usubakitonbo17

Tyoutonbo17 ちょっと確かめたいことがあるので服部緑地まで行ってきました。服部緑地の池には蓮の花が咲いていて、その上をたくさんのチョウトンボが飛んでいました。チョウトンボはきれいな藍色に輝く羽をもつ黒いトンボで蝶のようにヒラヒラと羽ばたいて飛びます。今日は初めて交尾するチョウトンボの姿を撮影できました。ギンヤンマやイトトンボのように長い時間つながることがないようですぐに分離してしまいましたが、メスの方が黒い羽をしてるんですね。はじめて気がつきました。チョウトンボに負けずたくさん飛んでいるのが上のウスバキトンボというトンボです。広場や草地の上を集団で飛び回っています。たくさんいてるのに全然名前が知られてないトンボで赤トンボだと思われているようです。たしかに赤っぽい個体もいてるのですがアカネ属、いわゆるアカトンボではなくて、南方で発生し世代交代を繰り返しながらひたすら北をめざして飛ぶのだそうです。円形花壇の一角にラベンダーが植わってる場所があってそこを通りがかったところ休憩している個体を見つけたのでラベンダーの花とともに撮影しました。薄紫のラベンダーと黄色いウスバキトンボがよくマッチしていると思いませんか。いつもはこの場所は散歩するお犬様たちが集結していて、さながらワンワンパークのような場所なので素通りするのですが運良くこの時は一匹もいてなくてゆっくりしゃがんで撮影できました。

July 01, 2007

生存競争

Kanabun27 

Kanabun17 7月になりましたのでなにか夏を感じさせるものを撮ろうと思って農業公園まで行ってきました。川原に降りてみましたが曇ってたせいか目当てのモノサシトンボの産卵も見られず、ハグロトンボは暗がりから出てきません。公園のベンチに座ってお茶を飲んでたら何かポトッと落ちてきたものがあります。それはなんとカナブンだったのです。尼崎の中でカナブンを見たのは初めてでした。子供の頃昆虫採集で見つけることができたのはブイブイばっかりだったし、たまにジイサンブイブイとよんでるものもいてましたが本物のカナブンは近所では見たことがありませんでした。木の少ない尼崎の中でもいてる所にはいてるものですね。公園内をぶらぶらしてるとニレの木かなにかでもカナブンをみつけました。こちらは樹液をめぐって争ってるようで、一匹が樹液を独占していてもう一匹がよってくると足で払いのけたり頭突きをかましたりしてました。やっぱり昆虫の世界もきびしいものです。

Koubi47_1

Koubi27 公園の裏手にまわったころポツポツと雨が落ちてきましたので少し木陰で雨宿りをしてから帰ろうかと考えてた時に交尾した状態のアゲハチョウが降りてきたのが目にはいりました。たまにこういった情景に出くわすことはあるのですが、目線よりも下の見やすい場所にとまったのを見たことはなかったと思います。雨が降る中でも長い時間この状態は続きました。近くにミカンの木があるのでそこを訪れるアゲハチョウが必ずこのペアにちょっかいをかけていくのも何枚か撮りましたがペアが隠れずに写っていてバランスよく邪魔者がはいるという構図を撮るのってなかなか難しいものです。デジタル一眼の弱点ともいえるほこりの写りこみもあるのでトリミングしました。背景の青白く写ってるものはアジサイの花です。

 

« June 2007 | Main | August 2007 »

August 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

リンク

Recent Trackbacks

無料ブログはココログ