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September 2005

September 25, 2005

ルリタテハ

ruritateha2

尼崎市内でははじめてルリタテハを撮影しました。子供のころは尼崎でもこの蝶を見たという記憶がありますが、ずいぶんと昔の話です。飛んで逃げられてもしばらくすると、また戻ってくるので印象に残ってたのかもしれません。ルリタテハの幼虫はユリ科の植物を食草にしていて街中ではホトトギスという植物が利用されてると思いますが、ホトトギスはそこらへんにはえてる植物ではないので一般家庭の庭で園芸的に栽培されてないといけません。赤紫の斑点のちょっと渋好みの花で野草やガーデニング趣味の家庭が多くないとルリタテハが繁殖することも難しくて、目撃することも少ないといえます。もっとも周囲の山から移動してくるとも考えられますが・・・。ruritateha3 ルリタテハの羽の表側は濃い藍色の地にブルーの縁取りと白い斑点できれいなのですが、羽の裏側は右の写真のように木の皮に似ていて羽を閉じて樹木にとまられると気がつかないと思います。時々地面の上で羽をひろげて縄張りをはってるのをみかけますが、あんまり花にとまるのを見たことはありません。彼らのエネルギー源は樹液や果実などの汁、動物の排泄物などのようです。

September 24, 2005

ツマグロヒョウモン♀

tumaguro4

秋になるとツマグロヒョウモンのメスをよく見るようになります。この日もヒガンバナを撮影してると近くにおりてきて産卵場所を探して地表をうろついていました。ツマグロヒョウモンはスミレ類を食草にしていますが、直接スミレに卵を産み付けるとは限らないみたいで、見ていると他の植物や枯葉などにも産卵していきます。tumaguro3 メスは羽に黒と白い斑点の縁どりがあり、オレンジ色に見える羽がひきたって非常にきれいです。ツマグロヒョウモンは南方系の蝶ですので、同じく南の方にすんでるカバマダラという有毒の蝶を擬態してる言われています。有毒といってもモスラみたいに毒の鱗粉をまくわけでも触るとかぶれるわけでもありませんが、鳥がカバマダラを食べると毒にあたって苦しむのだそうです。昆虫館にいくとよく温室に放蝶されてますので、見比べてみてください。左下の写真がカバマダラです。離れて見ると区別がつきにくいと思います。kabamadara ツマグロヒョウモンの幼虫は黒地に赤い線がはいったトゲトゲの毛虫で、いかにも毒々しい感じの幼虫です。これからパンジーなどを植えることが増えてくる季節になると見かけることがあるやもしれませんが、できたら駆除しないでそっとしておくとこの美しい蝶をみることができるかもしれません。

September 22, 2005

ヒガンバナ

higanbana 秋のお彼岸の頃になると、季節を違わず必ず咲くのがこのヒガンバナです。田んぼのあぜ道などに群生しているのを黄色い稲穂とともに写真にとると日本の秋といった写真になっていい被写体になります。赤く美しい花なのにお墓などに咲いてることも多いのでシビトバナなどといわれ嫌われることもあるようです。球根に毒があるそうですが、昔は飢饉などのときに掘り起こして水にさらし毒ぬきをして食べたという話もあります。別名の曼珠沙華(マンジュシャゲ)は梵語で天上の赤い花を意味するそうです。ヒガンバナを撮影してたとき通りがかった人が「ヒガンバナって葉っぱがないのかな」と話してましたが、ヒガンバナは葉見ず花見ずといわれ、花が咲く時には葉がなく、葉がしげってる時には花が咲きません。花が終わると葉がでてきますが、夏ごろに枯れてしまい、秋になるとまた花茎のみがのびてきて花を咲かせるのです。

September 20, 2005

秋の七草

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三田の有馬富士公園まで行ってきました。休日に行くとここも家族連れが多くてちょっと落ち着きませんが、園内の一角に秋の七草を集めてる場所がありましたので、秋草の雰囲気だけでもと思って撮影しました。画面の中に写っているのは女郎花(オミナエシ)、萩、ススキですが、区別つきますでしょうか?黄色が女郎花、白と赤が萩の花です。秋の七草の中ではクズの花ははびこって周囲を覆い尽くすので植物園などでも一緒に植えることはほとんどありません。秋の七草は奈良時代に編集された万葉集の中で山上憶良に「萩の花 尾花、葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」と詠まれています。尾花はススキ、撫子はカワラナデシコ、朝顔はキキョウのことです。現在の朝顔は平安時代に渡ってきた植物なので奈良時代ではキキョウのことを朝顔とよんだのではといわれてますが、ほかにも説があるそうです。なんにせよ春の七草が食べられる野草を集めたのに対し、秋の七草はあくまでも花を観賞するものを集めています。ookamakiri 萩の花にものすごく大きなカマキリがとまっていました。おなかがへんに大きいところをみると卵をもったメスのオオカマキリのようです。昆虫たちにとっては秋は次の世代を残すための栄養補給と繁殖の期間で花より団子、食欲の秋といったところでしょうか・・・。

September 19, 2005

ナツアカネ

natuakane1 natuakane2

稲刈りのはじまった田んぼにナツアカネがあらわれました。ナツアカネはアキアカネとともに赤トンボを代表するトンボですが、ナツアカネのほうがアキアカネよりは早い目に産卵のピークをむかえるので、今田んぼにいてるのはほとんどナツアカネです。アキアカネが登場するのはもう少し涼しくなってから、稲の刈り入れのあとになると思います。トンボのヤゴは水中で生活するので産卵は水のあるところで行われていそうなものですが、ナツアカネはごらんのように水を抜いたあとの田んぼでも平気で産卵します。ナツアカネは将来的に田んぼに水がはいることをなぜか知ってるみたいです。ナツアカネの産卵は連結打空産卵といわれ、よく見ると波打つように卵を落としながらペアで飛ぶので写真にとるのはなかなか難しくて、真横の構図を撮りたいのですが失敗ばかりです。アキアカネとナツアカネはどこが違うかというとオスの場合全身が真っ赤になるのがナツアカネで、尾(トンボの腹部)のみが赤くなるのがアキアカネです。メスの方はちょっと説明をようしません。胸の黒線の模様が違うとだけいっておきます。

September 18, 2005

来年のカレンダー

koubai

毎年尼崎緑化協会のカレンダー用写真に応募しているのですが、ラッキーなことにまた来年度のカレンダーに上の写真「春に誘われて」が選ばれました。カレンダー全6枚のうちの1枚を飾ります。カレンダーは12月になると阪神尼崎駅前の緑の相談所や上坂部西公園などで販売されます。今回応募の写真は緑の相談所において展示されますので興味のあるかたは行ってみてください。

    緑化協会2006Flower&Greenカレンダー写真作品展

日時 平成17年9月24日(土)~27日(火)

    午前10時~午後4時まで

場所 中央公園パークセンター緑の相談所(阪神尼崎駅北)

    

September 17, 2005

服部緑地の蝶たち

nagasakiageha satokimadara

久しぶりに服部緑地に行きました。9月はわりといろんな蝶が見られる季節で夏の蝶もまだ健在ですし、これから増えてくる秋の蝶も見られます。円形花壇の北側の林の中では休憩中のナガサキアゲハサトキマダラヒカゲを見ました。この公園内でこの2種類は初めてみました。ナガサキアゲハはこのあと公園中央部のフラワー通りでも見かけたのですが、通行人がいてたため写真にとる前に逃げられて残念なおもいをしました。そのフラワー通りでよく見かけるようになったのがヒメアカタテハです。himeakatateha 秋になるとにわかに増え始めすばやい動きで飛び回りますが、あまり逃げないのでよく写真のモデルになってくれる蝶です。この日はフラワー通りでルリタテハも見ることができました。ルリタテハが花の蜜を吸いにきたのを見たのははじめてかもしれません。ちょっと離れていたので写真をかなりトリミングしました。ruritateha 成虫で越冬可能な蝶なので冬の蝶のイメージが私にはあります。このほかにもこのフラワー通りではイチモンジセセリがたくさん飛んでいて秋の草花の蜜を吸っていました。この日一番気になったのは木の上で占有行動をとっているコムラサキなんですが、今までで一番たくさんコムラサキを見ることができました。下に降りてきてぜひオスの羽が紫色に見えるのを撮りたかったのですが、なかなか木から降りてきてくれないのでまたの機会ということにしておきます。午後からかなり曇ってきましたので帰り道を急いでるとメスのコムラサキがしたのほうに降りきて写真をとらせてくれました。komurasaki4 羽の裏側が黄色っぽく見えてメスでもなかなか美しいと思います。ジャコウアゲハも撮ったんですが、カメラ操作をあやまっていて真っ黒になってしまいましたのでこれも、また次回のお楽しみにさせていただきます。近いうちにまた行きます。

September 16, 2005

ホバリング(空中静止)

hobaaringu

ネキトンボをみつけた公園で私を夢中にさせてくれるのがギンヤンマのホバリングの撮影です。ギンヤンマは昆虫の中ではもっとも早く飛ぶことができるといわれてるトンボです。ただ早いというだけではなく、大きな体で長時間飛び続けることができて、ときどき空中でストップすることもできるのです。そのストップしている姿を写真におさめようと時々でかけていってはねらっているのですが、これがなかなか難しい。望遠ズームで撮影するので、先ずはワイドのほうでファインダーをのぞきながらパトロール中のギンヤンマが静止するのを確認し(最初から望遠側にしてるとボケボケ状態で被写体をさがすことになるのでダメ)、ズームアップしてからピントをあわせる。そしてシャッターをきるわけですが、たいていシャッターをきるまでにまた動きはじめることが多い。他のトンボがやってきたらすぐに追い払いにかかる時もあるし、小さな虫をつかまえにいく場合もあります。条件的にはやはり高速でシャッターがきれる直射日光があたってるときでないと細かいトンボのゆれを止めることができませんし、ギンヤンマが巡回する範囲がせまい場所であることも必要となってきます。まだしばらくはギンヤンマが飛ぶ姿をみることができると思いますが、ぜひファインダーのど真ん中でギンヤンマをとらえてみたいものです。

September 15, 2005

赤トンボ飛来

nekitonbo

9月とはいえまだまだ暑い日が続いています。地元の公園の池でもギンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボといった夏のトンボたちが飛び交っていました。その中でおやっと思ったのが写真の真っ赤なネキトンボです。ネキトンボはナツアカネやアキアカネなどのアカネ属に分類されるアカトンボの仲間で、羽の付け根のオレンジ色の部分が大きくて目立ちます。頭の先から尾の先まで赤く胸には黒い筋があります。このトンボによく似たショウジョウトンボというのが夏の池にはよくいてますが、ショウジョウトンボは赤くてもアカネ属ではありません。syoujoutonbo 右下の写真が昨年撮影したショウジョウトンボの写真です。羽の付け根に橙色の部分がありますが、ネキトンボと比べると橙色部分の範囲が小さいし、腹部が扁平でやや幅広のところや胸に黒線がはいらないところがアカネ属とは異なります。ネキトンボはほかの赤トンボよりは早い目に平地に現れる赤とんぼのようで、木のてっぺんや枝の先で縄張りをはるオスの姿がよくみられます。美しいネキトンボのホバリングが撮影できないものかとねらっているのですが今のところうまくいきません。

September 14, 2005

さて これは?

kibosikamikiri 武田尾で左の写真のカミキリムシが飛んできてカエデの木にとまりましたので撮影しました。カミキリムシではゴマダラカミキリとかラミーカミキリなどはたまに見かけるのですが、撮る機会もあまりないので種類がよくわかりません。図鑑などを調べてキボシカミキリというのが一番近いように思うのですが、くわしいかたがおられたら教えてください。それにしてもヒゲの長いカミキリですね。体の長さよりもヒゲの方が長いです。

asamaitimonji 同じ日にアサマイチモンジという蝶を見つけました。街中に住んでる私にはお目にかかる機会がない蝶で、よくにた蝶にイチモンジチョウというのがいてます。イチモンジチョウは武田尾でも何度かみかけて撮影したことがあるのですが、アサマイチモンジはイチモンジチョウよりも遭遇率はぐっと下がって、私もまともに見たのは二度目ぐらいです。イチモンジチョウの写真はマイフォトにのせてますので興味のあるかたは参考にしてください。アサマというのはどうやら浅間山のことらしいのですが、名前のわりに広範囲に生息している蝶です。それでも本州でのみ見られる蝶だということです。

September 13, 2005

小さな戦闘機

himekimadara2 イチモンジセセリのようにセセリチョウのすべてが茶色の地味な蝶ばかりとは限りません。左の写真は武田尾で見つけたヒメキマダラセセリという蝶なんですが、橙黄色の斑紋がはいったわりときれいな蝶です。前羽を半開きにし、後羽を全開して静止し、テリトリーをはって通りがかるほかの蝶などを小さな体で追いはらいに飛び立ちます。この蝶が珍しいかどうかはよくわかりませんが、私は武田尾でしかお目にかかったことがありません。これとよく似てるのが、キマダラセセリという蝶で、こちらは都市部の公園などでも時々みかけます。kimadaraseseri 写真は神戸で見つけたキマダラセセリなんですが、ちょっと明るい色相をしてるところを見るとメスかもしれません。茶色の部分がもっと黒っぽいのをよく見ます。羽に複雑な雷模様のような斑紋がはいって三角翼の戦闘機をおもわせるなかなかかっこいい蝶だと思うのは私だけでしょうか?

September 12, 2005

イチモンジセセリ

itimonjiseseri

白いニラの花にとまっているのはイチモンジセセリというです。わりとどこにでもいてる蝶なのですが、どうも蛾と思われてることが多いようなのでとりあげてみました。そういえば子供の頃この蝶をガ蝶などという子供たちもいてました。たしかに地味でほかの蝶に比べると小さいし、形も三角にちかく蝶のイメージとは違うかもしれません。体のわりには大きな目をしてて、よく見るとなかなかかわいいのですけど、いっぱんうけはしないかもしれませんね。羽の側面に並ぶ白い斑点が一直線になってるのでイチモンジという名がついてます。幼虫は稲を食害するので農家の人からみると害虫ということになります。

September 05, 2005

木陰にひそむもの

kurokonoma 樹液にクロコノマチョウがよってきてました。なんか枯れ葉のように見えます。これが本当に落ち葉なんかにとまってたらわかりにくいでしょうね。クロコノマチョウも南方系の蝶ですが、温暖化による北上のため各地で目撃されているようです。常に日陰にいてるため気がつくことは少ないかと思いますけどね。

kanabun 樹液を独占していたカナブンです。ハナムグリやコガネムシなんかはよく見かけますけど、カナブンてそこらへんではあまり見かけないと思うんですよ。そういえば子供の頃は普通にいてたブイブイも最近見ることがなくなったと思うんですけどどうでしょう?

onagaageha クロコノマチョウを撮影してたとき日陰に飛び込んできて静止してくれたオナガアゲハ。クロアゲハと比べると羽が細目で、長い尾状突起が特徴です。この写真では左の後羽の先の尾状突起がかけてますが、右側の長い目の尾状突起がわかりますでしょうか?黒いアゲハ類は日当たりをあまり好みません。日陰と日向の境目を蝶の道として利用してるみたいで同じコースを巡回して飛んでくるそうです。

September 04, 2005

ムシキングたち

kabutomusi

いてるもんですね カブトムシ! 夜しかうろついてないのかと思ってましたが、樹液のでてる木でついにみつけました。残念ながら角の先が折れてしまっていて、ドロンボー一味にやられて傷ついたタイムボカンみたいでした。でも やっぱりオスのカブトムシは王者の風格とでもいいますか、自然界を生き抜いてる天然もののすごみがありますね。koutyuu メスもみつけたんですが、こちらはかなり小型で樹皮の下からでる樹液をめぐる攻防で、カナブンの突進をうけて後退してました。昼間にこれらをみつけたんですが、直射日光のあたらない木陰をのぞいて樹液の出てるところを探して歩くと案外みつかるものなのかもしれません。この茂みでは甲虫以外にも珍しいものがみれましたので、また行った時に注意してみようと思ってます。

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